NFTはFlex(見せびらかし)文化で再び拡大していく。

NFTはFlex(見せびらかし)文化で再び拡大していく。

本記事は、筆者による音声配信の内容を、ブログ用に加筆、整形したものです。サクッとテキストで読みたい方はどうぞ。効率化のためAIによる校正も入れています。

目次

「NFTの価値」について

今回は「NFTの価値」について考えてみます。複合的な要素でNFTの価値は成り立ちますが、その一つに”Flex(フレックス)”があることは間違いありません。

<Flex(フレックス)>
自分が持っている物や達成したことを見せびらかす行為を指すスラングです。英語の “flex”(力を示す)から派生した言葉で、SNSなどで自分の豊かなライフスタイルや成功体験を公開することを指すことが多いです。マッチョの「筋肉自慢」などはFlexの典型ですね。

NFT市場が拡大してきた背景に、Flexの存在は欠かせません。猿の『BAYC(Bored Ape Yacht Club)』を例に出しましょう。『BAYC』は市場で最も高額で取引される、いわゆるブルーチップ(高級銘柄)です。

一時期、世界のセレブがこのBAYCに夢中になりました(もう冷めた?笑)。ジャスティン・ビーバーやマドンナ、NBAのステフィン・カリー、サッカーのネイマールらが、BAYCをこぞって購入しました。

日本でもEXILEの関口メンディーさんや、インフルエンサーのイケハヤさんが購入して話題になりました。ぶっちゃけ、大して可愛くない猿のイラストです。ビジュアルはさておき、”BAYCを所有していること”がステータスとなったのです。

僕は庶民です。値段が落ちている今でも、BAYCなど手が届きません。ただ、仮に当時、BAYCを手に入れていたら、、、Flex(自慢)しまくったでしょうね。サッカーやNBAが好きな僕は、カリー、ネイマールが持つNFTを、めいっぱい自慢したことでしょう。

NFT市場の再燃について

ブームが一度収束した今、NFTの世界は凪《なぎ》の雰囲気です。NFT市場が活気を取り戻すには、Flexの再登板は欠かせません。逆に”
他に何かありますか?”とすら思います。唯一の道かもしれません。

「NFT市場の拡大」とかふわふわした”デカい”テーマではなく、もっと足元のハナシです。ホルダー(NFT所有者)が自慢したくなるプロジェクトであれば自然、価値はつきます。そんなプロジェクトやクリエイターの活動による”Flexの総和”が、NFT市場の拡大につながると考えます。

Flexな気分にさせるNFTの条件

Web3関連の物書きやリサーチャーとして名高い『のぶめいさん』がいます。のぶめいさんがその著書『Web3.0の教科書』の中で、”Flexな気分にさせるNFTの条件”を3つ挙げています。引用させてもらいます。

<Flexな気分にさせるNFTの条件3つ>

  1. 本質的に価値のないモノ
  2. Flexな気分を共有できるコミュニティ
  3. 希少性がある

なるほど、です。まさに、と思いました。
僕なりの解釈もまじえて、簡単に解説します。

1.本質的に価値のないモノ

1つ目の条件「本質的に価値のないモノ」とは、一見特別なNFTも、実はただのJPEG画像やPNG画像だよってことです。そのデータ形式自体には、本質的な価値などないですよね。

文中にも、例にあります。『EtherRock』というNFTコレクションがあります。ただの岩のイラストです。びっくりするぐらい”ただの岩”です。その『EtherRock』が888ETH(現在のレートで2億2千万円!)という、目が飛び出る価格で取引されました。生きてるのがアホらしくなります。

僕を含めて、多くの人が理解しがたい価値観でしょう。ただ、わずかな人にとっては、”ただの岩”はFlexな気分にさせてくれるモノなのです。

2.Flexな気分を共有できるコミュニティ

価値観を共有するコミュニティの存在も大切です。自慢できる場所がなければ”宝の持ち腐れ”ですから。逆説的ですが、見せびらかしができるからこそ、”NFTが宝になる”、こんな言い方もできるでしょう。

僕が進めるNFTプロジェクト『ZUTTO MAMORU』は、イラストレーター・mamoruさんの描く作品を拡めることが大きなビジョンです。しかし、当然万人に、mamoruさんの絵が刺さるわけではありません。

”mamoruさんの作品にトキメク集団”があります。コミュニティです。Flexな気分に浸れる場所です。『ZUTTO MAMORU』のコミュニティ『ずとまも心臓部』には、「#自分の作品を自慢しよう」の部屋があります。

”自慢部屋”にペタリと作品を貼ると、コミュニティのメンバーから称賛を浴びます。承認欲求、ヒタヒタですよね笑。価値観を共有するコミュニティは、Flexにとって必要不可欠なのです。

3.希少性

最後に「希少性」です。言い換えると「ブランド力」でしょうか。例を挙げるとユニクロの服って、なかなか「自慢」するモノじゃないですよね。機能性やコスパ面で友人知人に「今、ユニクロのフリース割引してるよ!」なんて”伝える”ことはあるでしょうが、「自慢」とは明確に違うものです。

一方、ハイブランドの服は、全ての人が手に入れられるものではありません。たとえば、アルマーニのスーツは何十万円もします(するんでしょう。縁がないので知らない)。アルマーニでぱりっとキメた自分、Flexしたくなるでしょう?笑。 僕ならコンビニにも着ていきます。

4.クリエイティブ

以上の”Flexな気分にさせるNFTの条件”に、僕が一つ追加させてもらうとしたら「クリエイティブ」です。前提として、クリエイティブが(当人にとって)ショボければ「自慢してぇ」などと思いません。

心に突き刺さるクリエイティブであればこそ、Flexな気持ちが湧きます。「これ見て!」とね。

思い返せば『ZUTTO MAMORU』は、”Flex発プロジェクト”なんです。僕が、mamoruさんの作品を自慢したくて始めました。「見て!見て!」と。プロジェクトの出発点です。認知は徐々に拡がっている感触はありますが、まだまだです。これからも”自慢したくなる”mamoruさんの作品を届け、皆さんをFlexな気分にさせるNFTを目指していきます。

各プロジェクト(クリエイター)が”FlexなNFT”を提供できれば自ずと、市場は拡大していくと思います。「Flex文化」を拡めていきましょう!

今回はこの辺で!
アディオス!

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この記事を書いた人

恋に落ちるNFTプロジェクト「ZUTTO MAMORU」Co-Founder。
好きなこと:ま妄想。

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